12月のクラスだより例文集！季節のあいさつ・行事・フル文例まとめ

12月は冬の訪れと一年の締めくくりを感じる特別な季節です。

園生活でも、生活発表会やクリスマス会、大掃除や終業式など、子どもたちにとって大きな行事が盛りだくさんですね。

クラスだよりは、そうした日々の姿や行事を通じて子どもの成長を伝える大切なツールです。

とはいえ「どんな文章にすればいいのか迷う…」という声も少なくありません。

この記事では、12月のクラスだよりにそのまま使える季節のあいさつ例文や行事別の文例、年齢に応じた子どもの様子の書き方をまとめました。

さらに、フルバージョンで読める完成例文もご用意していますので、全体の流れをそのまま参考にすることも可能です。

忙しい12月でも、温かみのあるおたよりをスムーズに作成できるようサポートします。

ぜひこの記事を活用して、保護者の方に笑顔が届くおたよりを仕上げてください。

12月のクラスだよりで伝えたい基本ポイント

12月のおたよりは、一年の締めくくりと冬の始まりを同時に伝える大切な役割を持っています。

この章では、季節感や子どもの成長、そして行事やお知らせをどのように組み合わせればよいかを整理していきましょう。

冬の季節感を表現する工夫

12月といえば、吐く息の白さや木枯らし、イルミネーションなど、冬ならではの景色が広がります。

こうした情景を文に取り入れると、読んでいる人の心に自然と季節のイメージが浮かびやすくなります。

「冬の雰囲気」を文章で表現することが、12月のクラスだよりの第一歩です。

表現の例	イメージされる情景
子どもの吐く息が白くなり始めました	寒さの中で元気に遊ぶ姿
街のあちこちでイルミネーションが輝いています	クリスマスを待つ高揚感
木枯らしに揺れる落ち葉	季節の移ろいを感じる瞬間

子どもの成長を保護者に伝える視点

おたよりは、子どもの日々の成長やクラスでの様子を共有する場でもあります。

「できるようになったこと」や「友だちとの関わり」を書き添えると、保護者の方は安心と喜びを感じられます。

単なる活動報告ではなく、「成長の記録」を意識することが大切です。

書き方のポイント	例文
できるようになったことを伝える	縄跳びの回数が増え、自信を持って挑戦しています。
友だちとの関わりを描写する	協力して大きな絵を完成させ、達成感を味わっていました。

行事と保護者への連絡を盛り込む方法

12月は行事が多く、生活発表会やクリスマス会、大掃除、終業式など盛りだくさんです。

おたよりには、日程や準備物を分かりやすく書き添えると、保護者の方にとって実用的な情報源となります。

「行事の楽しみ」と「必要な案内」を両立させることがポイントです。

行事	書き方の工夫
生活発表会	練習の様子と本番への期待を伝える
クリスマス会	子どもたちの楽しみにしている雰囲気を描く
大掃除	子どもたちが取り組む姿を紹介する

12月の季節あいさつ例文集

クラスだよりの冒頭にふさわしいのが「季節のあいさつ」です。

12月は冬の訪れや年末の雰囲気を感じられる言葉を取り入れると、温かみのある文章になります。

ここでは短文・長文の両方を紹介し、すぐに使える形でまとめました。

冬の始まりを感じさせる例文（短文・長文）

寒さをストレートに表現するだけでなく、子どもたちの元気な様子を一緒に描くと明るい印象になります。

文の長さ	例文
短文	朝晩の冷え込みが強まり、冬の訪れを感じる季節となりました。
短文	園庭の木々が葉を落とし、子どもたちは落ち葉遊びに夢中です。
長文	冷たい風が吹き、子どもたちの吐く息も白くなりました。寒さに負けず、外で走り回る姿はまるで小さな太陽のようです。
長文	木枯らしの季節となり、園のまわりも冬らしい景色に包まれています。それでも子どもたちは元気いっぱいで、笑顔の声が響いています。

年末らしい締めのあいさつ例文

一年の終わりを意識したあいさつは、12月ならではの特別感を与えてくれます。

文のテーマ	例文
一年を振り返る	今年も残すところわずかとなりました。子どもたちの成長を共に見守れたことに感謝申し上げます。
感謝を伝える	日頃から温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末の慌ただしさに触れる	何かと忙しい時期ですが、子どもたちと一緒に楽しい締めくくりを迎えられるよう過ごしていきたいと思います。

保護者に寄り添う気持ちを伝える例文

保護者に「読んでよかった」と思ってもらえるよう、寄り添いの言葉を添えるとより心に響きます。

シーン	例文
寒さへの気遣い	寒さが厳しい折、ご家庭でも温かくお過ごしください。
年末のねぎらい	ご家庭でも忙しい日々が続くことと思います。子どもたちと一緒に笑顔で年を越せるよう願っています。
来年への期待	新しい年も子どもたちと共に、充実した毎日を過ごしてまいりましょう。

行事に合わせたクラスだより例文

12月は子どもたちにとっても楽しみが多い季節です。

行事ごとにふさわしい文例を取り入れることで、保護者にもわかりやすく、季節感のあるおたよりになります。

ここでは代表的な行事に合わせた例文をご紹介します。

生活発表会の例文（導入・当日の案内）

生活発表会は子どもたちの成長を披露できる大切な舞台です。

練習の様子や本番への期待を伝えると、保護者も楽しみにしてくれます。

シーン	例文
練習の様子	子どもたちは劇や歌の練習を頑張っており、少しずつ自信を持った表情に変わってきています。
本番への期待	いよいよ生活発表会が近づいてきました。本番では一人ひとりの成長した姿をご覧いただけることと思います。
案内の一文	〇月〇日に生活発表会を開催いたします。ぜひご参加ください。

クリスマス会の例文（ワクワク感を演出）

クリスマスは子どもたちにとって特別な時間です。

おたよりでは雰囲気を伝えながら、準備の様子や期待感を表現すると盛り上がります。

シーン	例文
準備の様子	クリスマス会に向けて、ツリーや飾りを子どもたちと一緒に作りました。園内が一段と華やかになっています。
楽しみにしている様子	「サンタさん来るかな？」と話しながら、子どもたちはわくわくした表情を見せています。
案内の一文	12月〇日にクリスマス会を予定しています。当日はぜひ一緒に楽しんでください。

大掃除・終業式の例文（1年を締めくくる文面）

年末は子どもたちと一緒に環境を整え、一年を振り返る大切な機会です。

協力し合う姿や達成感を伝えると温かみのある文章になります。

シーン	例文
大掃除	子どもたちは自分たちの使ったお部屋を一生懸命きれいにしていました。新しい年を迎える準備も万端です。
終業式	今年の終業式を迎え、子どもたちの成長を改めて感じています。ここまで支えていただいた保護者の皆様に心より感謝申し上げます。
まとめの一文	来年もまた元気な姿で会えることを楽しみにしています。

年齢別の子どもの様子を伝える例文

クラスだよりでは、子どもたちの日常や成長の姿を保護者に伝えることが大切です。

年齢ごとに発達や遊びの様子が異なるため、対象に合わせた文例を用意しておくと安心です。

ここでは乳児クラス、幼児クラス、そして共通で使えるエピソード例を紹介します。

乳児クラス（0〜2歳）に使える例文

小さな子どもたちの様子は、日々の小さな変化が大きな成長につながっています。

シーン	例文
外遊び	冷たい風にも負けず、外で元気に遊ぶ姿が見られます。
音楽に触れる	クリスマスの曲に合わせて体を揺らしたり、手を叩いたりして楽しんでいました。
自然への関心	霜柱や氷に興味津々で、じっと眺めたり触ったりしていました。

幼児クラス（3歳以上）に使える例文

幼児クラスでは、友だちと協力する姿や目標に向かう様子を具体的に伝えると喜ばれます。

シーン	例文
体を使った遊び	寒さの中でも園庭でかけっこをして元気いっぱいに過ごしています。
クリスマスの準備	クリスマス会に向けて、歌やダンスの練習に一生懸命取り組んでいます。
大掃除	お部屋の掃除を協力して行い、自分たちの空間を大切にする姿が見られました。

共通で使えるエピソード例

全クラスで応用できる文章は、おたよりの幅を広げる便利なフレーズになります。

シーン	例文
制作活動	クリスマスの飾りを作り、園内が子どもたちの作品で華やかになりました。
友だちとの関わり	友だちと力を合わせて大きな作品を作り、完成したときに嬉しそうな笑顔を見せていました。
季節の遊び	落ち葉を集めたり、寒い空気の中で走り回ったりと冬ならではの遊びを楽しんでいます。

子どもたちの笑顔や挑戦する姿を具体的に描写することで、保護者の方は子どもの成長を実感しやすくなります。

保護者へのお願い・感謝メッセージ例文

12月のおたよりでは、子どもの様子だけでなく、保護者へのお願いや感謝の気持ちを伝えることも大切です。

一年の締めくくりだからこそ、温かい言葉やねぎらいを添えるとより伝わりやすくなります。

ここでは場面に合わせた文例をまとめました。

健康・防寒対策を促す例文

寒さが厳しくなる季節なので、子どもたちが快適に過ごせるよう、衣服や生活面に関するお願いを添えると親切です。

シーン	例文
衣服の準備	朝晩の冷え込みが強まっていますので、登園時は暖かい服装でお願いいたします。
手洗いなどの声かけ	ご家庭でも引き続き手洗い・うがいを励行いただき、元気に過ごせるようご協力をお願いします。
寒い時期の工夫	寒さに負けず過ごせるよう、重ね着や上着の準備をお願いいたします。

1年の感謝を伝える例文

12月は一年を振り返り、保護者への感謝を改めて伝える絶好の機会です。

シーン	例文
日頃の支え	日々の保育活動にご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
行事を通じて	発表会や行事の際にはたくさんのご協力をいただき、ありがとうございました。
年末のごあいさつ	本年も温かいご支援をありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

冬休み・年末年始に向けたお願い文例

冬休みや年末年始の過ごし方については、ご家庭での声かけをお願いする場面もあります。

シーン	例文
生活リズム	冬休み中も規則正しい生活を心がけ、年明けに元気な姿で登園できるようお願いいたします。
安全面	お出かけの機会も増える時期ですので、交通ルールを守って安全にお過ごしください。
新年への期待	新しい年も子どもたちと共に、たくさんの思い出を作れることを楽しみにしています。

＋αで喜ばれるトピック例文集

クラスだよりにちょっとした豆知識や話題を加えると、読んでいて楽しい気持ちになります。

ここでは食育や季節行事、雑学など、気軽に取り入れられる例文をご紹介します。

「読み物」としても楽しんでもらえるのが、＋αの工夫です。

食育（冬至・クリスマス・年越しそば）の文例

食べ物にまつわる話題は、子どもたちや保護者の関心を引きやすいテーマです。

テーマ	例文
冬至	12月22日頃は冬至です。日本ではゆずのお風呂に入る風習があり、「冬至にゆず湯で温まると元気に過ごせる」と言われています。
クリスマスケーキ	クリスマスの日にはケーキを食べるご家庭も多いですね。日本ではショートケーキが定番ですが、ヨーロッパでは「シュトーレン」など素朴なお菓子を食べる習慣があります。
年越しそば	大みそかには「年越しそば」を食べる風習があります。細く長いそばには「長寿」や「災いを断ち切る」という意味が込められています。

健康・保健に関する呼びかけ文例

園生活を安心して過ごせるよう、ちょっとした注意喚起を添えると保護者の方にも役立ちます。

テーマ	例文
乾燥対策	冬は空気が乾燥しやすいため、教室でも加湿や換気を心がけています。ご家庭でも意識してみてください。
外遊び	寒い日も外で体を動かすことで、子どもたちは元気いっぱいに過ごしています。登園時には動きやすい服装でお願いします。
衣服の調整	厚着をしすぎず、脱ぎ着のしやすい服装を準備いただけると助かります。

雑学や豆知識で盛り上がる小ネタ

季節や行事にちなんだ豆知識は、おたよりをちょっと面白くするスパイスになります。

テーマ	例文
雪だるま	日本の雪だるまは2段ですが、海外では3段が一般的です。「頭・上半身・下半身」を表すためと言われています。
サンタの靴下	サンタさんが靴下にプレゼントを入れる風習は、昔の伝説がもとになっています。金貨を投げ入れたら偶然靴下に入ったことが由来だそうです。
大掃除の由来	年末の大掃除は平安時代の「煤払い」が起源とされ、神様を迎える準備として行われていました。

12月クラスだより【フルバージョン例文】

ここでは、冒頭のあいさつから締めの言葉までを通して読める「完成版」の例文をご紹介します。

そのまま使うこともできますし、必要に応じてアレンジしてご活用ください。

1本分を通して読むことで、全体の流れやバランスもイメージしやすくなります。

季節のあいさつから始まる完全例文

寒さや年末の雰囲気を盛り込みつつ、保護者への感謝を伝えるシンプルなパターンです。

例文
朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、子どもたちの吐く息も白くなってきました。 園庭では寒さに負けず、元気いっぱいに走り回る姿が見られます。今月はクリスマス会や大掃除、終業式など、行事が盛りだくさんです。 子どもたちは歌やダンスの練習に取り組み、当日を楽しみにしています。今年一年、子どもたちの成長を一緒に見守っていただき、本当にありがとうございました。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。 ご家族そろって、健やかに新しい年をお迎えください。

行事を中心にした例文（生活発表会・クリスマス・終業式）

行事ごとの様子を中心にまとめたい場合に使える例文です。

例文
木枯らしが吹き、園の木々も冬の装いとなりました。 子どもたちは寒さに負けず、毎日元気に過ごしています。〇月〇日には生活発表会を開催します。 劇や合奏の練習を重ね、少しずつ自信を持って発表できるようになってきました。さらに今月はクリスマス会も予定しています。 サンタさんが来るのを楽しみにしながら、飾りつけや歌の練習に夢中になっています。 学期の終わりには大掃除と終業式を行い、一年を気持ちよく締めくくります。 保護者の皆様のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。 新しい年も、子どもたちと共にたくさんの笑顔を育んでまいりましょう。

子どもの様子＋感謝を伝える例文

日常の子どもの様子と保護者へのねぎらいを組み合わせた、温かみのあるパターンです。

例文
冷たい風が吹く中でも、子どもたちは園庭で走ったり縄跳びをしたりして楽しんでいます。 「寒いね」と言いながらも、友だちと笑い合う姿に心が和みます。クリスマスの飾り付けでは、星やハートを思い思いに作り、ツリーを華やかに彩りました。 協力して飾りをつける姿に、一人ひとりの成長を感じます。今年も保護者の皆様にたくさんのご協力をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。 年末年始はご家族で楽しい時間をお過ごしください。 新しい年も、どうぞよろしくお願いいたします。

まとめ：12月のクラスだよりは「例文＋アレンジ」で温かく仕上げる

12月のおたよりは、冬の季節感と年末の締めくくりを伝える特別なものです。

季節のあいさつや行事の案内に加えて、子どもたちの成長や笑顔を具体的に描くことで、保護者に安心と喜びを届けられます。

さらに、感謝の言葉やちょっとした豆知識を加えることで、読み物としても楽しめるおたよりになります。

押さえておきたいポイント	具体的な工夫
季節感	寒さ・木枯らし・イルミネーションなどを表現する
子どもの姿	できるようになったことや友だちとの関わりを書く
行事	生活発表会・クリスマス会・大掃除・終業式を盛り込む
保護者への配慮	防寒対策や年末の案内、感謝の言葉を添える

大切なのは「例文をそのまま使う」のではなく、クラスの子どもたちの姿に合わせてアレンジすることです。

その工夫ひとつで、おたよりはぐっと温かみのあるものに変わります。

今年最後のおたよりを通して、子どもたちの成長と園生活の思い出をたっぷり届けていきましょう。